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党員講座 参議院の役割 魚住裕一郎・党参院会長に聞く

2019年05月20日
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夏の参院選が迫ってきました。公明党の魚住裕一郎・参院会長に、参議院の役割について聞きました。

 

■「再考の府」として行き過ぎを修正/解散なく、長い任期を生かして審議

 

 ――日本の国会は参議院と衆議院の「二院制」ですね。

 

 魚住裕一郎・党参院会長 米国や英国なども「上院」「下院」の二院制ですが、「上院」が参議院、「下院」が衆議院に当たります。フランス革命の指導者の一人であるシィエスの「上院は、下院と一致するなら無用であり、下院と対立するなら有害だ」という言葉は有名ですが、革命直後のフランスでは急激な社会変革の必要性から一院制が採られた歴史があります。

 

 参議院には、衆議院とは違う形で選出された議員が時間軸をずらして考え、衆議院の決めたことに行き過ぎがないかチェックしたり、修正する役割があり、参議院が「理性の府」「良識の府」「再考の府」と呼ばれるゆえんです。緊急事態にも対処できるように「緊急集会」も定められており、衆議院を補完する役割も与えられています。

 

 参議院は、衆議院と比べて被選挙権の年齢が高く、任期は6年と長い。その上、解散がありません。これは見識のある議員がじっくりと長いスパンで調査と審議をすることが期待されているためだと考えます。

 

 参議院は今後、その役割を踏まえ、行政監視機能の強化が図られます。

 

■公明党の国政の原点は参院に/福祉、環境、腐敗追及で活躍

 

 ――公明党の国政進出は参議院からスタートしました。

 

 魚住 公明系議員はまず1955(昭和30)年に地方議会に出て、翌56(同31)年に参議院で3人が当選。中でも定数3の大阪地方区(現在の選挙区)では、圧倒的に不利な情勢を覆して大勝利し、当時のマスコミは「“まさか”が実現」と報じました。そして61(同36)年に公明政治連盟を結成、64(同39)年に公明党が結党され、67(同42)年に衆議院に進出しました。結党時は参院議員15人と地方議員約1200人でした。

 

 参院公明党は、これまで政治の谷間に置き去りにされたきた人々と同苦し、数々の輝かしい実績を築いてきました。63(同38)年、柏原ヤスさんが「義務教育の教科書を無償にせよ!」と本会議場で訴え、当時の池田勇人首相が決断したことはあまりにも有名です。今月、国会では教育無償化2法が成立しましたが、公明党は草創期から一貫して教育負担の軽減に取り組んでいるわけです。

 

 さらに68(同43)年、富山県の神通川流域で発生したイタイイタイ病を、矢追秀彦さんが徹底した現地調査を重ねて国会で取り上げ、厚生省が日本初の「公害病」と認定しました。また政治腐敗の追及で、時の内閣を解散に追い込むなど、清潔政治の実現へ尽力してきました。

 

 最近の事例では、2016年5月に議員立法で成立したヘイトスピーチ解消法があります。当時、参議院では私が法務委員長を務め、矢倉かつお参院議員(参院選予定候補=埼玉選挙区)が理事だったのですが、各政党で立場の違いがある中、公明党主導で合意形成に導くことができたと自負しています。

 

■日本は正念場。安定した政治が必要/参院選勝利で揺るぎない党の基盤を

 

 ――参院選に向けての決意を。

 

 魚住 「令和」となって初の国政選挙です。日本は「2025年問題」「2040年問題」といった人口減少、少子高齢化などの構造的な問題をどう乗り越えるか正念場を迎えています。また「平成」では地震や豪雨災害が多発しましたが、いつでも、どこでも起こりうるのが災害です。防災・減災対策をしっかりやらなければならない。そのためには安定して政策を遂行することが重要です。

 

 今回の参院選で、絶対に「ねじれ」をつくるわけにはいきません。

 

 解散に影響されず、6年という任期のある参議院は、公明党にとって合意形成の要の“基地”であります。

 

 7選挙区の全員当選と比例区6人以上の獲得を何としても果たし、庶民目線、生活者目線の政策を大きく推進させていただきたい。

 

 公明党にとって今年は結党55周年の大きな節目です。党の原点である参議院で揺るぎない基盤を固めるため、私自身が死力を尽くして戦い抜いてまいります!

 

公明党ニュースより

党員講座 参議院の役割 魚住裕一郎・党参院会長に聞く



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