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鈴木氏の圧力を指摘 参考人の大西氏 復興会議への参加拒否で 参院予算委

2002年03月04日
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参院予算委員会は4日、NGO(非政府組織)「ピースウィンズ・ジャパン」(PWJ)の大西健丞統括責任者と、国際協力NGOセンターの船戸良隆理事長を参考人として招致し、アフガニスタン復興支援会議への参加拒否で鈴木宗男前衆院議院運営委員長が圧力をかけたとされる問題や、今後のNGO支援策などについて質疑を行った。公明党からは魚住裕一郎氏が質問した。

 

この日の質疑の中で大西氏は、復興支援会議への参加拒否の経緯に関し、「1月19日午後4時前後、外務省の重家俊範中東アフリカ局長から電話で『鈴木さんが18日の朝日新聞を見て大変怒っている。そういうけしからん団体は出席させるなと言っている。

 

鈴木さんに謝りの電話を入れてくれないか』と言われた」と、参加拒否に鈴木氏が関与していたとの認識を表明。さらに、「特定の議員の主張に従ったことはない」とした政府見解について、「私の認識とは違う」と述べた。

 

魚住氏は、「人道支援大国に向けて、活躍できるNGOをどう育てていくかが大事だ」と強調し、大西、船戸両氏に見解を求めた。

 

大西氏は、「NGOだけでなく、日本社会全体の問題として財団が育たないとNGOは育たないし、政府との関係でも、NGOはイコール・パートナーにならなければならない。市民社会が育たないとNGOは育たない」と述べた。

 

船戸氏は、NGOの体質改善の必要性を強調した上で、「国際協調の必要性を市民に訴える議員が多く出てくることが、NGOを育成することになる」との考えを示した。

 

(公明新聞ホームページ記事を掲載)

 

 

【参考人質疑を終えて】
(Weekly Uozumi Mailmagazine Vol.20より)

 

今般の参考人質疑では、外務省が、アフガニスタン復興支援会議からNGO2団体を一時排除した問題や、今後のNGO支援策について質疑が行われました。

 

質疑にあたり、まず、NGOとは、市民組織よりもっと幅の広い、全人類的な民衆組織であると訴えました。私は、今般の質疑では、「民衆組織が創造性、自発性を発揮し、地球社会の問題に思う存分取り組める環境を日本社会にどうやったら築けるのか」を最も議論したいと思いました。

 

外務省が、アフガニスタン復興支援会議からNGO2団体を一時排除した問題については、大変重要な問題であることは論を待たないことであります。当該問題については、2つのアプローチの方法があると考えます。一つは、参考人から会話のやりとり等を逐一聞きだすことに終始すること、二つは、NGOを今後、日本社会で育成する方策についてNGO関係者と意見交換することです。前者は、当該問題について当事者の一方の意見を聞くことができるものの、それで問題の解明につながるかについては疑義があると考えます。また、個別問題に固執するあまり、政府とNGOのあるべき関係の本質的な議論が偏ってしまうことを懸念しています。当該問題は、政・官の在り方、政治倫理の確立、そして公共事業の適正化等々、根っこから正していかなければ解消しない問題であり、私はこれらの問題一つ一つに真剣に取り組んでいこうと考えました。

 

以上の観点から、NGOの育成策についての提案を求めるとともに、市民が参加しやすくするためのNGOの情報開示、今後、NGOが政府との関係を作っていく上でのNGOセンターとしての考え、NGOの財政強化、NGOと国会議員の対話強化の重要性、について質疑を行い、参考人の方々からは大変示唆に富んだご意見を頂きました。今後、これらのご意見を参考に、世界で活躍する、民衆組織・NGOを日本から輩出する環境づくりに全力で取り組んで参ります。

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