• Twitter
  • Facebook
  • Youtube

日韓図書協定の意義

2011年06月01日
このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

魚住参院議員(党市民活動 委員長代理)に聞く
重層的な信頼の基盤に
山口代表先頭に推進 各党に早期締結呼び掛け

 

魚住参議院議員

 

 

 

日本統治時代に朝鮮半島から日本に持ち込まれた図書を韓国に引き渡すための日韓図書協定は5月27日の参院本会議で、与党と公明党などの賛成多数で可決、承認された。そこで、協定の意義や公明党の取り組みについて、魚住裕一郎・党市民活動委員長代理(参院議員)に聞いた。

 

――日韓図書協定とは。

 

魚住
日本政府が統治時代に保管するに至った朝鮮半島由来の「朝鮮王朝儀軌」などの図書1205冊を韓国に引き渡すものです。儀軌には大変な学術的価値があります。王室の行事や国家的行事について、文書や絵画で詳細に記録してあります。例えば、戦争などを通じて大きく損傷していた韓国・水原の華城は、建物の形態や規格などが記録された儀軌を元に復元され、世界文化遺産にまで選定されました。

 

――協定は今後の日韓関係に、どのように影響しますか。

 

魚住
協定は昨年8月、日韓併合100年に当たっての首相談話に盛り込まれ、同年11月の日韓首脳会談で合意したものです。これからの100年に向けた未来志向の両国関係構築をめざす具体的な取り組みとして、日本が韓国に約束したことが、朝鮮王朝儀軌など日本政府が保管する歴史文書に限定した引き渡しです。協定の締結には、政治や安全保障、文化、経済などを含めて、日韓の重層的な友好関係を深めていくという意義があり、また、そうしていかなければなりません。

 

日本国内には、相互主義の立場で、日本から韓国に渡っている文書の返還を求める意見もありますが、歴史的な経緯も異なることから、今回の協定とは立て分けて考えるべきです。

 

――公明党の取り組みは。

 

魚住
昨年11月に山口那津男代表ら党訪韓団が韓国を訪れ、李明博大統領と会談した際、山口代表は、日韓図書協定の趣旨を踏まえ、各党の理解を得た上での国会承認となるよう全力を挙げる考えを伝えました。李大統領も「文化財の返還は大変に喜ばしい」と、早期の引き渡しに強い期待を寄せていました。特に、昨年11月は、朝鮮半島情勢が緊迫していた時期でもあり、李大統領も日韓間の外交活動を活発に行うことを強く望んでいました。

 

山口代表は、日韓両国が安全保障の観点も含む広い視野から協力するための信頼の基盤を作るという思いから、帰国後の与野党党首会談でも李大統領の期待の言葉を伝え、各党に大局観に立っての協力を要請しています。

 

私も党の市民活動委員長代理として活動する中で、在日本大韓民国民団の方からもお話を伺い、2008年に韓国の外交通商部長官が訪日された際にも相談を受け、積極的に取り組んできました。

 

先日の李相得・韓日議連会長や権哲賢・駐日大使と山口代表らとの会談の席上でも、協定の承認について、公明党の尽力に謝意が述べられるなど、大変喜ばれています。

 

(2011/6/1付公明新聞掲載記事)

関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

ページトップへ